日本百景78牛久大仏の雑学

茨城県牛久市に位置する牛久大仏は、世界最大級の青銅製立像として知られています。この記事では、牛久大仏の概要、歴史、見どころ、そして周辺の観光スポットについて詳しく紹介します。

 

牛久大仏の概要

牛久大仏(うしくだいぶつ)は、正式には「東本願寺牛久大仏」と呼ばれます。高さは120メートル(台座を含む)で、仏像部分だけで約100メートルに達し、その壮大なスケールは訪れる人々を圧倒します。この大仏は、1989年に完成し、浄土真宗東本願寺派の開祖である親鸞聖人の教えを広めるために建立されました。

歴史

牛久大仏の建立は、1980年代に遡ります。浄土真宗東本願寺派の信徒や関係者の寄付により、建設が進められました。1989年に完成し、その後も多くの参拝者や観光客が訪れる人気スポットとなっています。この大仏は、世界平和と人類の幸福を祈るシンボルとしての役割も果たしています。

見どころ

大仏の内部

牛久大仏は内部にも入ることができます。内部は5階建ての構造になっており、それぞれの階には異なる展示や体験が用意されています。エレベーターで展望台まで上がると、地上約85メートルの高さから周囲の景色を一望することができます。

  • 第一階:蓮華蔵世界 - 仏教の世界観を表現した展示が広がり、瞑想や祈りの場として利用されています。
  • 第二階:戒壇 - ここでは仏教の戒律や教えについて学ぶことができます。
  • 第三階:霊鷲山 - 仏教の聖地を再現した空間で、仏教に関する知識を深めることができます。
  • 第四階:涅槃浄土 - 涅槃の境地を表現した展示があり、静かなひとときを過ごせます。
  • 第五階:展望台 - 地上85メートルの高さから、360度のパノラマビューを楽しむことができます。

庭園と動物園

牛久大仏の周囲には、美しい日本庭園や小動物園が広がっています。庭園内には季節ごとの花々が咲き誇り、特に春の桜や秋の紅葉の時期には多くの観光客が訪れます。また、小動物園では、うさぎやモルモットなどの小動物と触れ合うことができ、子供連れの家族に人気です。

周辺の観光スポット

あみプレミアム・アウトレット

牛久大仏から車で約15分の場所にあるあみプレミアム・アウトレットは、国内外のブランドショップが集まる大型ショッピング施設です。観光の合間にショッピングを楽しむことができます。

牛久シャトー

牛久シャトーは、明治時代に建てられたワイナリーで、歴史的な建物と美しい庭園が魅力です。ワインの試飲やレストランでの食事も楽しむことができます。

小貝川ふれあい公園

自然豊かな小貝川ふれあい公園は、散策やピクニックに最適な場所です。広々とした敷地内には遊具やバーベキュー施設もあり、家族連れで楽しむことができます。

アクセス情報

牛久大仏へのアクセスは、JR常磐線牛久駅からバスで約20分、または常磐自動車道の桜土浦ICから車で約10分です。東京からも電車や車で約1時間半とアクセスが良く、日帰り旅行にも便利です。

 

 

牛久大仏は、その壮大なスケールと豊かな歴史背景から、訪れる人々に深い感動を与えます。内部見学や周囲の庭園、小動物園など、多彩な楽しみ方ができる牛久大仏をぜひ訪れてみてください。次回の旅行の計画に、牛久大仏を加えてみてはいかがでしょうか。